厚生労働省の「能力開発基本調査」の結果が報じられた。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00105.html
企業を問わず十分な能力開発の経費も投資も十分には行われていないという結果となりました。しかも、それはこの10年間大きく変化していない。
平成3年のコロナ禍における調査のわりには、調査項目の数値があまり低くなっていないのは、周囲の実感と乖離しているようにも思える。
この調査の踏み込みが甘いところは、
①「能力開発や人材育成に関して何らかの問題があるとする事業所は76.4%となり、4分の3以上の事業所で能力開発や人材育成に関する問題がある」としながら、②問題のある事業所に、その問題点の内訳を尋ねる質問にある。
結果は以下の通り。
はたして、この選択肢に回答者が選びたい問題があるのだろうか?
言いたいことが別にあるように思えてならない。