立春です。
本日は、自宅を設計していただいた小田さん(小田宗治建築設計事務所代表)と東京国立近代美術館「民藝の100年展」へ行きました。
なぜ、民藝?
それは、昨年出版された集英社新書「『利他』とは何か」の若松英輔の文章に触発されたからです。(すみません、その理由は肝心なところですが、ぜひ同書をご覧ください)
戦前の民藝運動はすごかったですね。展示の中で一番印象に残ったのは雑誌『工芸』装丁でした。
全国から収集された工芸品は、紙や竹、木などが主役。プラスチックなどのない世界がつい最近まであったとは、もはや想像できません。
「なぜ、組織で仕事をするの?」
自力で稼ぐことができれば、わざわざ組織で仕事をしなくてもよい。
それができない場合に組織(企業)で働くのだ。どちらが良いということではない。
「では、個人と組織の違いは何だろう?」
個人は、全知全能ではない。
個人ひとりの力で生きていく自給自足は不可能だ。
「個人が組織で働くメリットはどこにあるの?」
・組織で他人と協働することで、個人ひとりの能力(自分できること)の限界を超えられる。
・分業、専門化の進んだ組織は、個人ひとりですべてをやるよりも能率が良い。
これらを享受できる可能性があるのだ。
現在、日本国では参加する組織(企業)を個人で選ぶことができる。
たまには振り返ってみることも必要だ。