狭義のリーダーシップ論変遷
管理者は、仕事の管理だけではなく時代の求める変化に立ち向かい、人々を率いるリーダーシップが必要だ。
リーダーシップを実現するには「共通の資質や特性がその人に求められる」という考え方と「特定の行動をすることでそれは実現できる」の2つの考え方が示されていた。
その後、リーダーシップは共通の資質や特定の行動ではなく、状況に対応した適切な方法があるとの議論が展開された。
しかしそれ以後も、相手と自分の関係や交流を考慮した考え方や、自分の感情を制御し相手の感情を読み取ることが重要である、フォロワーに奉仕するリーダーが求められるなど、新しい考え方が次々に提示されている。さて、現在、これから、注目されているリーダーシップ論は何でしょうか?
参考:高橋伸夫(2021)『コア・テキスト経営学キーワード』新世社
「なぜ、組織で仕事をするの?」
自力で稼ぐことができれば、わざわざ組織で仕事をしなくてもよい。
それができない場合に組織(企業)で働くのだ。どちらが良いということではない。
「では、個人と組織の違いは何だろう?」
個人は、全知全能ではない。
個人ひとりの力で生きていく自給自足は不可能だ。
「個人が組織で働くメリットはどこにあるの?」
・組織で他人と協働することで、個人ひとりの能力(自分できること)の限界を超えられる。
・分業、専門化の進んだ組織は、個人ひとりですべてをやるよりも能率が良い。
これらを享受できる可能性があるのだ。
現在、日本国では参加する組織(企業)を個人で選ぶことができる。
たまには振り返ってみることも必要だ。